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タイトルデザインウォッチャー [映画]

映画を見る時、タイトルデザインが楽しみだったりする。
書体やバックのデザインに目がいくけど、出てくるタイミングも結構見どころ。
話が終わって最後に出てくるパターンもあるし。
『ソラリス』見た時、「あっ、タイトル最初に出てなかったなー」と。
『昭和残侠伝』シリーズの中に、タイミングがカッコイイのがあった。
話が少し始まってからタイトルが入るんだけど、そのタイミングに
シビレたんだよねえ。何作目かメモっておけばよかったなー。

『スクール・オブ・ロック』のタイトルデザインは
Gジャンの背中やライブハウスのフライヤーに名前が書いてあって
雰囲気出てたなー、と持ってるDVDでそこだけ見たら
ライブハウスを歩く人の背中に映画会社名、
壁や扉に貼ってあるフライヤーに監督や主演の名前、
扉明けたら壁のネオンサインに映画タイトルでした。
久々に見たら、記憶より短かった!印象に残ってた分、もっと長いと思ってたのかも。

『キューティ・ブロンド ハッピーMAX』のアルバム風の
カラフルなデザインも可愛かった。(これは持ってないので記憶のみ。)
ヒッチコック映画のソール・バスや『007』シリーズのモーリス・ビンダーは言わずもがな。
日本映画だと『告白的女優論』は、女優陣の顔をモノクロにしたデザインがおしゃれで
DVD返却前に何度もリピートしたなあ。

最近、録画してあったイングマール・ベルイマン作品×3本を見たんだけど
そういえば、モンティ・パイソンの『ホーリー・グレイル』DVDで
テリー(・ジョーンズ)さんが、"予算がなかったからタイトルデザインは
ベルイマンの『第七の封印』みたいに黒地に白にした"的なことを言ってたなあ」と思い出す。
前に見た『第七の封印』のタイトルデザインは確かに黒地に白文字で
「おお、これかあ。」と思った覚えがある。

で、今回見た作品のうち2本(『処女の泉』『野いちご』)も
同じく黒地に白文字が並ぶだけのドシンプルさ。
でも物足りないとか味気ないとは全然思わなくて、
ここまで徹するとベルイマン・ブランドって感じがする。
モノクロ映画だから、ハマっているというのもあるし。
物語を見せたいからタイトルは凝らないのかなあ。
数ある作品のうちどのくらいこの路線なんだろ?

「残る1本=『秋のソナタ』はカラー作品だけど、タイトルは黒+白なのかな?」と
思いながら見たら、色ムラバックに文字が載っていて、
色はあれど、シンプル路線は変わってないなーと。
途中、文字が上にスクロールしていくんだけど、それがとっても動きがある感じがした。
もし、ベルイマンが存命中に『007』やピクサー映画を手掛けてても(まずありえないけど)
タイトルデザインは超シンプルで、動きはメチャメチャ少ない気がする。

ベルイマン作品って、マックス・フォン・シドーという俳優がよく出演しているんだけど
WWEエッジのおじいさんかと思ったよ。

max.jpgedge.jpg

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