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唇からJethro Tull [音楽]

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『THE DIG presents プログレッシヴ・ロック』*
「プログレ特集には欠かせない難波(弘之)さんはプログレ界の淀川長治or蓮實重彦?」
「『TARKUS』のオーケストラ版があるんだー。聴いてみたい!」
「70年代のPink Floydってルックスに気つかってなさそうなのに、なんか雰囲気あるんだよねえ。」
「『THE DIG』、前はもっと厚かったなあ。」など、なんやかんや思いながら読んでたんだけど
一番面白かった記事は、関根史織ちゃんのインタビュー。
(彼女、Base Ball Bearのベースなんだー。『リンダ リンダ リンダ』でベーシストやってたんだー。
…と、プロフィールを読んで知る。)

24歳でプログレ好き(イギリス、イタリア、ドイツetc.と幅広い)
しかもJethro Tullファンってのが超渋い!
高校生の時に(デビューの頃かな)いろんな音楽を聴いてみようと
レコード会社にあるサンプルや処分されるCDをチェックしていた中から
ファンになったとか。その探求心が素晴らしいよねえ。

記事の中で特にオッ!と思ったところをいくつか。(「  」内引用)

「フルートってキレイで繊細なイメージだったんですけど。
すごく荒々しいし、ツバ交じり(笑)。」

ワハハハ! 特徴つかんでるなあ。
吹きまくり感がメチャメチャ伝わってくる!
ヴォーカルのイアン・アンダーソンのフルート&一本足奏法はインパクト大だよねえ。
フルートの概念を変えた男!
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「あの時代の音楽はアルバム1枚ごとに意味があったし、ジャケットもそう。
みんなが競って他にない音楽、良い音楽を作ろうとしていた情熱があったと思います。」

聴く人の世代を超えて、作品のパワーやオーラって伝わるんだなあ。
自分が20代の頃は、当時人気だったVan HalenやMotley Crueも聴きつつ(That's 80s!)
60〜70年代のCreamやLed ZeppelinやFreeが好きだったけど、
今はさらに年月が経ってるから、その分の時代のギャップがあるのかと思いきや
そんなことはないんだなあと。

「武道館で、ポップアップ(註:ステージ下から登場するタメの跳ね上げ装置)から
フラミンゴポーズで出てきたいです(笑)。」

おおー、そこまで心酔してるとは最高過ぎ!
ここまできたら、フルート吹くベーシストになって欲しいなー。
レコード屋巡りもしているというし、「関根史織はガチ!」ですよ。

『リトル・ブリテン』のキャラクターの中に
会話の途中でいちいち縦笛を吹く宿屋の主人がいるんだけど、
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このコント見た時、「なんかJethro Tullっぽいなあ。」と思ってたんだよねえ。
ヒントにしてるのかは分からないけど。
でもキャラ名=Ray McCooney(レイ・マックーニー)でyoutube見たら
シェフがフルート吹いてるのもあった!まさにJethro Tull!
Jethro Tullゴコロはイギリス人の血に流れているのかなあ。

Jethro Tullの音って、イギリスの森が思い浮かぶ。曇り空と霧の中の。
森のジャケットもいくつかもあるし。
あと、イアン・アンダーソンは、元祖・森ガールだと思う。
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