写真家の男 [映画]
『メイプルソープとコレクター』を見ました。
この映画、邦題や宣伝ビジュアルで
ロバート・メイプルソープがメインかと思ってたけど、
コレクターの方=サム・ワグスタッフのドキュメントだね。
原題は"Black White + Gray A Portrait Of Sam Wagstaff + Robert Mapplethorpe"だから、
こっちの方が2人が対等な感じがする。
サム・ワグスタッフは、メイプルソープのパトロンでパートナーだった人で
この映画の告知で初めて知った。
サムの存在を忘れないため・知ってもらうために
この映画が作られたそうだから、目的は果たせてますよー。(←製作陣に向かって)
ワグスタッフは、写真をアートとして収集した初めての人だとか。
確かに絵画に比べたら歴史が短いから
アートという見方になったのは、わりと新しいんだねえ。
メイプルソープは、男性ヌードの写真で有名だけど、
ワグスタッフの親しい人が昔撮っていたのを見せたのが元になってると知って
どんなことなもルーツがあるんだなあ、とあらためて思った。
映画見ながら「この2人、プロレスの選手とマネージャーみたいな感じがするなあ。
80年代あたりのアメプロに送り込みたい!」なんて思ったり。
気取ったキャラでブーイング浴びてる姿が似合いそう。
アンディ・ウォホールの日記本に、サムが亡くなった時のことが書いてあるとか。
その本、前に文庫で買ったままだから、読む時そのこと探してみようっと。
それにしても、うらやましいなー。メイプルソープじゃなくて、ワグスタッフが。
親の財産を受け継いだおかげで、アートに金を注ぎ込んだから。
もし自分がそんな立場だったら、プロレス興行打ちたいなあ。
目指せアブダビ・コンバット。(知らない人のために→アラブ首長国連邦の王子が
趣味でお金出して選手呼んでる、そういう名前の大会があるのです。)
ゲストにリック・フレアーも呼ぶよ!Wooooo!