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アナログ書籍・ネバー・ダイ [本]

グーグルやらキンドルやらiPadやら、電子書籍関連の話題をよく聞くけど
こういう本を見ると、アナログ本ならではだなあと思う。

アーヴィング・ペンの写真集『FLOWERS』*

flowers.jpg

以前見た時は、花のカラフルさが印象的だったけど
久々に見たら、枯れかけた花も撮っているところや
花の脈の精密さがいいなーと。
人間で言ったらシワも血管もきれいって感じ?
写真はデジタルだと見る側のマシンによって見え方が違うから
このゾクゾク感は写真集ならでは。
flowers-1.JPGflowers-2.JPG

写真集って、ただ写真を寄せ集めただけじゃなくて
サイズ、紙質、ハードカバーかソフトカバーか、
写真を並べる順番etc.全部ひっくるめて、1冊そのものが"作品"なんだよね。
写真家本人が存命中に関わったものは特に。(ペンは去年鬼籍に入りました。)
"家に帰るまでが遠足です"みたいなもんですよ。(違うか。)

戦後の日本を撮ったモノクロが味な
ワーナー・ヴィショフの写真集がCD-ROMで出てるんだけど、
やっぱり本で欲しいなあ、と思って未だ未入手。中古探索ですな。
写真集ってあんまり増刷されないから、いつの間にか中古価格が上がってたり
復刻版が出る作品も限られているのがネック。
アナログ本の魅力が伝わるのにねえ。

"写真集は手軽に買えるアート作品"と
何かの記事で読んでなるほどー、と思ったなあ。
となると、部屋に積まれた本の樹海も
アートの鉱脈に思えてきたりして。


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