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ロック様、ぶっちゃけすぎ? [本]

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ロック様の自伝を読みました。(何年も前に買ってあったのを今頃。)
基本的に素のロック様=ドゥエイン・ジョンソン(本名)が語っているんだけど
後半からキャラのロック様が語っている章も出てきます。

自伝だから、子供の頃の話や、奥さんとのなれそめや、アメフト時代の挫折から
WWEへの道が書かれていて、いつの時も家族愛が深いことが印象的だったけど
読んでて一番食いついたのは、プロレスの裏側。
プロレスはシナリオ(打ち合わせ・取り決め)のあるワーク(仕事)だ、
という例をハッキリ語っていて、ぶっちゃけていいんですかい?と一瞬ビックリ。

WWEに入り立ての頃、オーエン・ハートと対戦した時、
彼が左腕にギブスをしていたので、気を遣って右腕を取っていたら、
オーエンは笑って、ギブスはギミックだから心配ない、左腕を取れと
アドバイスしていたり(やられている姿から反撃すると盛り上がるから)
ストーンコールドとお互いの決め技を返しあって
相手のスゴさを観客に伝えようと試合前に意見交換していたり。
今のファンはそういうのを分かって楽しんでいるけど、
これが昭和の時代に出てたらミスター高橋本ばりに物議を醸してたかも。
でも、ロック様の場合、暴露してるわけじゃなくて
お祖父さん・お父さんもレスラーだから
プロレスの仕組みを自然と知っていたんだよねえ。

「ロック様はプロレスラーだとは思っていない。
スポーツ・エンターテイナーだと思っている。」(byキャラのロック様)
の一言に、ロック様の、WWEスーパースターの姿勢が凝縮されてるなあと。

そのロック様、WWEを辞めて俳優に転身してだいぶ経つし、
今はすっかり映画界の人だもんねえ。
ジャンルは違えど、根っからのエンターテイナーなんだろうな。

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