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革命の道はNo Way Out [映画]

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『レボリューショナリー・ロード』を見ました。
主演がレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットだから
『タイタニック』っぽいヤツだったら、ぶっちゃけ見に行こうと思わなかったけど、
町山智浩氏のブログの中にあった「『シャイニング』のような映画です。」と
いうフレーズで、ガッと見たくなったワケでね。(←久々の三沢さん口調で)
「ベイエリア在住町山智浩のアメリカ日記」

でもホラー映画じゃないから、レオっちがジャック・ニコルスンばりに
イッちゃって吠えてる役じゃないだろうし、(それはそれで見てみたいけど)
『シャイニング』みたいなところってどこかな、と思いつつ見たら
ケイト・ウィンスレットが森へ逃げて行くシーンとか
主人公たちが感じている閉塞感かな。

自分は『ファーゴ』×『こわれゆく女』って感じた。
『ファーゴ』の、取り繕うとするほど、むしろ、糸がほつれるように広がってゆく様と
『こわれゆく女』の、精神が不安定になってゆく妻と。
『ファーゴ』は犯罪ものだからジャンルは違うけど、ちょっとしたすれ違いが重なって
大きな事態を生む感じは通じるものがあると思う。

『レボリューショナリー・ロード』って
住んでいる家のある道の名前だけと、皮肉なタイトルなんだよねえ。
自由が丘で不自由してる、みたいな。

この映画、もしあの2人くらいメジャーな主演じゃなかったら
拡大ロードショーじゃなくて単館orDVDスルーだったと思う。
だって、見終わったあと重いんだもん。
でも悪い意味じゃなくて、"残る"って言った方がいいかも。
自由ってなんだろう?何かを得るためには何かが犠牲になってしまうのかetc.頭の隅でぐるぐる。
舞台は1950年代のアメリカで、音楽もファッションも
ノスタルジックでドリーミーな雰囲気だけど、テーマはへヴィという。
口当たりはいいけど強いカクテルの如し。
安易な泣かせ映画より全然見ごたえがあるけどね。

それにしても、レオナルド・ディカプリオも父親役をやる年齢になったんだねえ。
1974年生まれだから今年35歳なんだけど、童顔だから20代後半の印象だったし。
TOKIOの太一君も同じ年なんだよねえ。彼も若く見えるよねえ。
あっ、もっと若いのがいた!
ハローキティ。今年35周年!


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