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女子プロレス goes on [プロレス]

4.29スターダム@両国国技館に行きました。
当日券で行こうと発売時間をチェックしようと公式HPを見たら
なんと、当日券は¥1000up!
「¥1000あったら、レディースディなら映画見れるし、
新書買えるし、週プロなら2册買えるし、チロルチョコなら何十個?」
と思ったけど、スターダムは一度見てみたかったのと、
これを逃すと見れない、ゆずポン引退試合なので、やっぱり行こうと。

席は2階の角でリングは見やすかったけれど、
ビジョンがすごく見づらかったのが残念。
せっかくの煽りVが、もったいない。
もし次があれば、どの席からも見えるようにして欲しいなあ。

…と、ぼやきはここらへんで、試合の感想を。

豊田真奈美vs脇澤美穂のコールが今井リングアナ。
「うわー、粋な計らい!」と喜んだのは
フジテレビの全女テレビ中継の懐かしい顔合わせだから。Back to 90s!
安定感と高揚感のあるコールに、こっちも盛り上がるわ。
豊田に憧れていたワッキーという物語が
2013年になっても見られるとは、プロレスって巡り会いだなあ。

楽しみだったのは彩羽匠のデビュー戦。
93年生まれの彼女が、長与千種に憧れてプロレスラーになった
というクラシカルな入り口が新鮮だし、
しかも対戦相手が長与の団体で育った里村明衣子とは、
(見る方の)全女育ちにはたまりません。
里村がスリーパーで決めたのは、彩羽がフォールを何度も返して
なかなかしぶといからかな、と。
決着がついても里村に食って掛かる負けん気の強さもあるし、
いい根性してます!これからが楽しみ。

宝城カイリ&翔月なつみvs木村響子&ヘイリー・ヘイトレッド、
紫雷イオvsアルファ・フィーメルの2つのタイトルマッチは
挑戦者のスターダム勢(前者)がベルトを獲ってハッピーエンドだったけど
物足りなさが残った。説得力というか、納得させ力が欲しかったかなと。
体格や年齢は関係ないと思う。
中西百重やチャパリータASARIは小柄だけど
このシチュエーションでも穫りそうだし、
レッスルマニアでクリス・ベノアが戴冠したのも感涙モノ。
宇多田ヒカルは16歳、スティービー・ワンダーは13歳でデビューだし。
イオの空中殺法は「スゴイ!女ミステリオだ!」また見たい!」と感じたし、
宝城&翔月のひたむきな姿も今ならではの良さがあると思うから
いつか自分が「こんな事書いてたけど、正直スマン」と言えることに期待。

アルファ・フィーメル、2階席からも分かるデカさ&ゴツさ!
あんな怪物な選手がいるとは、世界のプロレス人材は深いなあ。
もっと見てみたい選手だわ。
バラエティに出たら、女ボブ・サップののような感じになるかも。

ラストは愛川ゆずき引退試合。
対戦相手は、こちらも見るのを楽しみにしていた四IV虎。
キャリアも年齢も若いのに、全然そう見えない!
落ち着いてるというか、貫禄があるというか、
両国のメインという大役でも、見てて全然心配にならなかった。
威風堂々の19歳。AKBやももクロにいてもおかしくない世代ですよ。
ゆずポンのセクシーポーズを真似するおちょくりもウケた。
ラストマッチのゆずポン、華の人かと思いきや、
華も強さもある人だった。力強いキック系が印象に残った。

引退セレモニーで黄色い紙テーブがリングを覆うシーンを見ながら
「写真で見たキューティ鈴木の引退、白い紙テーブで埋め尽くされた
あれは名場面だったなあ。そういえば、去年の4月は植松さんが
引退したんだなあ」と思ってた。
リングサイドのカメラマンが紙テーブをかき分けて撮影してました。
ゆずポン、しゃべりはしっかりしてたけど、息継ぎで泣いてることがわかった。
涙を流しても、歌は乱れない美空ひばりの「悲しい酒」の如し。

これからの女子プロを担う若い選手たちがいること、
彼女たちの壁になる頼もしい中堅・ベテラン勢がいること、
それを体感できて、行ってよかった。
最初で最後のゆずポン観戦になってしまったけれど
彼女が引退しても、女子プロレスは続くから、
自分もファンとして続いていくんだなあと。
団体・フリーに関わらず、女子プロの火を
燃やし続けて欲しいと思った大会だった。

あと、2階席からの黄色い紙テープの眺めが
錦糸卵に見えたのは、ここだけの話。


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キャッチフレーズは体を表す [プロレス]

ちょっと前の週プロにキンプロ(キング オブ プロレスリング)の
全カードデザインが載ってて、選手にそれぞれキャッチフレーズが付いてた。
 棚橋『100年1人の逸材』
 中邑『反逆のボマイェ』
 中西『野人』
 永田『ミスターIWGP』
 内藤『スターダスト☆ジーニアス』
 真壁『暴走キングコング』
 天山『不屈の猛牛』
 矢野『極悪仕事人」
 田口『ファンキーウェポン』
などなど、おなじみの代名詞的なフレーズが楽しい。
(他の選手や、1人で数種類のカード&フレーズの人もいるので
もっともっとあります。)

こういうのを見ると、自分でも勝手に付けたくなるのが
プロレスファン、てなもので。

「永田さんは白目のカード作って『神が宿りし白目』って付けたい!」
「デビちゃんのこと、自分は『腹筋美人』って勝手に呼んでるんですけど。」
「やっぱり天山から『猛牛』は外せないよねえ。でも『Mr.恐妻家』とか
『奥さんにギブアップ』とか、そっちの路線はないのかなー。」
…と、怒られそうなことばかり浮かんでしまうという。

あっ、天山はプロレスファンに愛されているから
「みんな大好き」がいいと思う!(これマジ。)

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ドラゲー・鳥の巣・ビッグマッチ [プロレス]

先月、9.23DRAGON GATE@大田区総合体育館に行きました。
(もうその次のビッグマッチ10. 21大阪も終わってる今頃書いてるという。)

メインの土井vsCIMA戦と、セミの鷹木・YAMATOvs望月・フジイ戦は
DRAGON GATEの四天王プロレスと呼びたくなったなあ。
見ていてエキサイトしつつも、そこまで攻めるかと切なくなるあの感じが。

一番楽しみだった鷹木・YAMATOvs望月・フジイ戦、やっぱり何度見てもいい!!
自分は世代的にはモチフジ派なんだけど、この組み合わせは
勝敗を越えて、もはやmy名勝負数え歌。(本人達は勝ちたいに決まってるけど)
それにしても、モチフジは、ホント元気な40代だわ!
若い世代の鷹木・YAMATOがガンガン行くことが
いい刺激になって、むしろ若返ってる気がする。
勝敗が決まっても(モチフジがベルト獲得)4人とも疲労困憊で
リングで横になっていた姿がカッコイイと思った。

市ちゃんがジャーマンでピンを取った時、客席沸いたなあ。
みんなの目が温かいのが分かるんだよねえ。愛されてるなあ、市ちゃん。
そんな会場人気を体感できるのか生観戦ならではの楽しさ。

そんな中、一番ビックリしたのは新生・大田区総合体育館!!
老朽化したので建て替えられたんだけど、昔の面影がどこにもない!
建物が見えた時、ヘルツォーク&ド・ムローンの“鳥の巣”かと思ったよ!
(鳥の巣=北京オリンピックの時に建てられたスタジアムの愛称です。)

どれだけ似てるか見てみると…。
(Wikipediaの写真を比較)

こちらが大田区総合体育館。
Ota-ku.jpg


こちらが鳥の巣。
torinosu.jpg

この写真だとファーストインパクト(≒思いこみ?)ほど似て見えないなあ。
でも、体育系の建物であの交差してるデザインは、遠い親戚っぽい。
冷暖房のなかった、あの“ザ・昭和”な体育館がこんなに変わったのかあと。
入口を入ったら廊下との扉なしで客席と繋がっていて広く感じるし
客席も木のベンチシートとガラスの仕切りでおしゃれになって
デカイすり鉢状ライブハウスな雰囲気だし、これがあの体育館かと、
一緒に行った仕事場のデザイナーの女の子(=鷹木・YAMATO世代)と、ビックリしっばなし。

東京駅前の東京中央郵便局も新しく、しかもタワービルになったけど
以前の部分を残しての建て替えだから、新しい内装の中にも
面影は結構あるんだよねえ。天井の高さの感じとか。
大田区の方は、全然別の会場に来たみたいだったなあ。

と、ゴチャゴチャ言ってるけど、また以前のように、
この会場でドラゲーのビッグマッチが定着するといいなと思ってます。
でも、たまには両国国技館もお願い!(家から一番近く行けるプロレス会場なので)



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目から栄養補給 [本]

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暑くて忙しかった夏に見ていた本のこと。
文字を読むのは好きだけど、仕事で原稿を書くために
テキスト画面に向かっていると、色味のあるものが見たくなるので
そんな時に効いたのがこの三冊。
ビジュアル・サプリメントといったところかな。

(左上)『純喫茶コレクション』は、新聞の広告でタイトルに惹かれて、
本屋で装丁にグッと来て、すかさず購入。
横長がチャーミングでビニールカバーがレトロな感じ。
昭和40年代の少女マンガの単行本にこういうカバー、
付いてたなあ。(When I was 小学生。)
この本、ブログを書籍化したそうで、そちらもブックマークしました。
自分は本からブログを知ることが多いなあ。ネコ関係とか。

行く店って決まってきちゃうから、知っていても
行ったことのない喫茶店もあるので、この本をガイドフックに
神保町の「神田伯剌西爾」へ行きましたよ。
名前は“ブラジル”とラテンだけど、内装は古民家の風情。
一緒に行った人も喜んでました。
音楽も鳴ってないし、オレンジ色の照明も落ち着くし、
と、書いていたらまた行きたくなってきた。
神保町でどこへ入ろうか迷ったら、
おすすめです!(←「シネマハスラー」の締めゼリフ風に)

東京だけじゃなくて、熱海、日光、弘前etc.地方の喫茶店も載っているので、
その土地に行ったら寄ってみたいなあと、喫茶ファンタジーがふくらむのも一興。
著者の方、普段はお勤めしていて、趣味で喫茶店巡りをしているそうで
地道な喫茶店愛で出来ている一冊だなあと。

そういえば、有楽町の「ストーン」、復活してた!
この前、閉店後のガラス越しに覗いたら
インテリアは変わっていないようだったので楽しみですぞ。

(左下)『I Love BEAR 愛しのくまキャラ』は、
特にクマキャラ好きというワケではないし
(カエルの方が好きかも。カーミットとか。)
買う予定はなかったけど、中を見たら面白そうだったので購入。
プーさん、リラックマ、ベアブリック、くまモン、
シュタイフ、ファーファete.全部で145のクマ大集合。
「くまキャラって、こんなにいるんだー」と感心。
『トイ・ストーリー3』のロッツォ、ディック・ブルーナの
ボリスやブラック・ベアがいるのがうれしい。
プロレスファン的には、武藤ベアーも載っているのがウケた!

(右)『Encyclopedia of Flowers—植物図鑑』 は、『BRUTUS』の紹介記事で見て
「なんだかきれいで凄そう」と思って書店で確認したら、やっぱり凄かった!
前半は黒バックにたくさんの花と、後半は白バックに一輪の花、
黒バックにアップ、というコントラストが美し〜。
生き物のオーラというか、きれいさを越えて迫力を感じたり
その中に切り花の刹那も感じたり。

撮影された花は全部、学名(ラテン語&欧文)と和名が
写真付きリスト&索引で紹介されているというアカデミック&親切編集。
この情報量(ページの厚さだけじゃなくて、中身の密度の濃さも全部)で
この値段は超サービスだと思う。
花の姿もいいけれど、名前を見るのも楽しいことに気づいた。
「グロリオサ」は、メキシコのルチャドールっぽいし、
「ストレリチア・ニコライ」RINGSロシアにいそうだし。
リングネームを考える時の参考にもなる一冊です!

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映画の中に、映画を見る。 [映画]

最近(と言っても春頃だけど)観た映画の中で
他の作品をいろいろと思い出したので、それを3本。

■『スーパー・チューズデー 正義を売った日』は
最初、ジャーナリスティクな雰囲気の『大統領の陰謀』かと思ってたら
終わってみれば、お互い弱みを握り合って手打ちにしているところは
パゾリーニの『豚小屋』みたいだと思った。
『スーパー・チューズデー』は女性がらみだけど
『豚小屋』は元ナチスの男vs豚と××する息子を持つ男という強烈さ。
(会話で分かるので、エグい場面はないけど)
DVD引っ張り出して久々に見直してみたい。
それにしても、ジョージ・クルーニー(監督)作品から
パゾリーニが見たくなるとは、想像してなかったなあ。

■『アーティスト』は、サイレントからトーキーへ移る時代設定は『雨に唄えば』
スター男優と新人女優の地位が逆転してゆくのは『スタア誕生』
サイレント時代に囚われたスターの凋落は『サンセット大通り』などなど。
イヌのアギーの主人公に付いて行きっぷりは『オズの魔法使』のトトを彷彿。
賞を獲ったのも分かる役者っぷりですよ!
トトと違ってアギーは本人(本犬?)の名前で、役名は付いてないんだよね。
パンフレットには、劇中の映画シーンは『メトロポリス』『カサブランカ』、
アギーの活躍は、役者犬のフォックステリアが登場する『影なき男』『赤ちゃん教育』を
思わせるなどなど、他にもいろいろな作品との共通点があって
「おおー、そういう要素が入っているんだあ」となるほどがいっぱい。
オマージュ満載、という点ではタランティーノの映画にも通じると思う。

■『ドライブ』は見終わった時、「おおーっ!これって
『ヒストリー・オブ・バイレンス』×『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』に
『昭和残侠伝』シリーズも入ってるよ!」と大興奮!(どれも好きなので)
『ヒストリー〜』は主人公はカタギっぽいけど
実は犯罪の世界と関係があって過去が謎めいているところ、
『チャイニーズ・ブッキー〜』は、殺人依頼を達成できるかハラハラさせて、
でもそこで終わらない、犯罪モノかと思いきや男のドラマな展開や
場末のストリップ劇場の雰囲気がメチャメチャ通じる!
『昭和残侠伝』は、流れ者的男が惚れた女と子供を助けるところ。

他にも、いろんな映画との共通点があるようで
パンフレットやネットを見ると、『卒業白書』(タイトルデザイン)、
『ザ・ドライバー』(←これ見てみたい!)『スコピオ・ライジング』
『タクシー・ドライバー』などなど。
(『シネマハスラー』のPodcast聴くともっといろいろ出てきます)

知っている映画が浮かんでも、この作品の世界に昇華されているし
知らない作品があっても楽しめるし、あとで知るのもこれまた奥深し。

主演のライアン・ゴスリングとレフン監督は、
次の作品でも組んでいるので、いいタッグチームになりそう。
レオナルド・ディカプリオ&マーティン・スコセッシや
ジョニー・デップ&ティム・バートンみたいに、長く続くことを期待。

この作品、監督ジョン・カサべテス(『チャイニーズ・ブッキー〜』の監督)
主演エドワード・ノートンで見てみたかったなあ。
カサべテスは89年に亡くなっていて、エド君は96年デビューだから
妄想洋画劇場、ということで。

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