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暴走コング、かく語りき。 [プロレス]

真壁の電撃復帰、メチャメチャ沸いてたねえ。
ヒールな暴走コングなのに、あの歓迎されっぷりはpeople'sヒーローだよ!
男子の「ウォー!」と女子の「キャー!」が交じった歓声は
外タレライブ×ジャニーズのコンサートかと思ったよ。
テレビ(SXW)からでも客席の狂喜が伝わってきたくらいだから
その場にいたらもっと熱かっただろうなあ。
多勢にやられてる本間を救出にリングインって
シチュエーションもヒーロー度アップだよねえ。

昔のプロレスは、ベビーとヒールがクッキリ別れてたなあ。
ビューティー・ペアにはブラック・ペア、
クラッシュ・ギャルズには極悪同盟と、
善と悪の対決を素直に楽しんで見てたし。
ヒールが変わったなー、と思ったのは蝶野のnWo。
荒くれ者軍団じゃなくて、クレバーな反体制ってところがカッコよかった。
今はヒールでも人気はあるし(むしろヒールの方がある場合も)
逆にベビーの棚橋もチャンプになった時でさえ
歓声の中にブーイング混じりだったり
見る方も一面だけじゃだけじゃなくなってる。
グレート・ムタなんてベビーもヒールも超越した存在だし。

チェーン振り回して暴走ファイトの真壁が指示されてる姿を見て
「ヒールなのにファンは大歓迎で、真壁の味方になってる、
これって誰かに似てるなあ…ストーンコールドだ!」と思った。
中指立てて、マイクにはfour letter words混じり。でも大人気だったストーンコールド。

真壁の人気を勝手に分析してみると、
暴走っぷりで見てる方のウサを晴らしてくれるところ。
やってることがブレてないところ。
ケンカの売り方がウマイというか、見ていてワクワクするんだよえ。
地味な若手時代からヒールに転身してからのヒール道ひと筋の姿には
昔ながらの職人かたぎを感じるなあ。
サイクルの短いキャラチェンジが悪いとは言わないけど
シャープの亀山工場でさえ海外に移されちゃうこの時代に
職人魂は貴重ですよ!

あと、シングルのベルトに手が届きそうで届かない
苦労人なところも応援したくなるんだよねえ。
IWGPもG1も火祭りも、あと一歩のところで逃してるし。
獲ってもおかしくないパワーがあるのに悔しいなあっていつも思う。
G1で棚橋×真壁を生観戦した時(2007年準決勝)、
真壁への声援の方が多かったなあ。

もし真壁がIWGP獲ったら、ファンは中西戴冠ばりの大感激だろうなあ。
勝利者インタビューでは
「ありがとう!」なんて言わないで
今年の真壁's名語録「余裕のよっちゃんイカだよ、この野郎!」を
再び叫んでくれたらなお最高!


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